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ペットのための避難所データ 埼玉県~さいたま市編~

[埼玉県] ペットの避難所データソーシャルワークス





2021年2月時点での情報です。

同行避難とは?

同行避難とはペットとともに安全な場所まで避難する行為を指し、避難生活を共にするものではありません。同行避難では人の避難スペースには動物は入れません(補助犬は例外です)。
また同行避難可能とされていても、避難所の形状や状況によりできない場合があります。
「自治体のルールでは可能なのに同行避難できなかった」ということがないよう、最寄りの避難所の状況やルールがどうなっているのか事前に知っておく必要があります。

避難所データ

同行避難の可否

可能

同行避難が可能な避難所

すべての避難所

ガイドライン(マニュアル等)の有無

あり

同行避難が可能な動物

犬・猫等の愛玩動物

中〜大型犬との同行避難の可否

可能(制限あり)

ケージの備蓄数

30個(逸走動物用)

ペットの管理場所

風雨を想定した飼養スペース

悪天候でのペットの管理場所 (台風、大雨、強風など)

避難所毎に対応

負傷動物の診察

なし

災害時のボランティアとの連携

なし

ペットを連れた防災訓練

模擬訓練実施

詳細

  • ペットとの同行避難は、全ての避難所で可能か?

    260か所全ての指定避難所でペット同行避難を受入可能。

  • 自治体でのペットと避難するためのガイドライン(マニュアル等)の有無

    「ペットの災害対策」リーフレット(さいたま市)

    https://www.city.saitama.jp/001/011/015/006/p054614.html

  • ペットの種類や大きさなどで避難所には立入れない場合があるか?

    原則として受入れができない動物
    ・特定動物(ワニガメやニシキヘビ等)
    ・特定外来生物(カミツキガメやサソリ等)
    ・ 大型の動物や多数の動物
    ・ その他特別な設備が必要な動物等、管理が困難な動物
    犬種の制限はしていないが、大きさに関わらず危険と認められた場合は受入れを制限することも考えられる。

  • 避難するためのケージは飼い主が準備することが原則だが、市の方で備蓄はあるか?

    逸走動物用のケージについては、さいたま市動物愛護ふれあいセンターに30頭分の予備ケージがある。

  • ペットは避難所のどのような場所で管理されるか?
    悪天候時は屋内への移動は可能か?

    避難所ごとに予め風雨も想定したペット飼養スペースを設定。
    グラウンド、駐車場、渡り廊下、玄関、ピロティ(軒下)、空き教室、倉庫、テントなど。

  • 災害時に負傷してしまった動物の診察施設は開設されるか?

    特別な診療施設の開設予定はない。
    迷子犬など飼い主不明の負傷動物については動物愛護ふれあいセンターで診療し、飼い主のいる負傷動物については動物病院で受診。

  • 災害時に連携する動物専門のボランティア団体や、ボランティアとの連携の仕組みの有無

    獣医師会及び動物専門学校と災害協定を締結している。

  • 自治体主催のペットを連れた防災訓練は行っているか? 開催情報はどこで確認できるか?

    市の防災訓練では、動物のストレスや事故防止のため、実際の動物は参加せず同行避難の模擬訓練のみ行っている。
    防災訓練の情報は、さいたま市HP「防災訓練・イベント・セミナー」より確認できる。

    https://www.city.saitama.jp/001/011/015/005/index.html

  • ペットとの同行避難において、貴自治体で行っている独自の対策はあるか?

    特になし。

  • 駐車スペースに余裕はあるか?

    車による避難については、浸水による立ち往生や、渋滞により緊急車両の通行を妨げてしまう恐れがあることから、原則として行わないようお願いをしている。
    一方で、移動の困難な要配慮者の方をはじめ、車を使用せざるを得ない避難者も想定されることから、市内の大型店舗(以下)と協定を結び、災害時に避難車両受け入れに駐車場を利用できるよう体制を整備。なお、駐車後は近隣の指定避難所に移動していただく。

    ・イオン大宮店(北区櫛引町)
    ・イオンモール与野(中央区本町西)
    ・イオンモール浦和美園(緑区美園)

総評

動物愛護推進員から見た さいたま市の総評

市HPの「ペットの災害対策」のページはあっさりしているものの、同HPからダウンロードできる「ペットの災害対策リーフレット」はとてもよくできています。他市の住民でも参考になりそう。避難所向けのマニュアルも作成されています。また逸走動物や負傷動物なども想定された準備をされており、同行避難の模擬訓練も実施。また、動物専門学校と協定を結んでいるのは興味深い独自の取り組みだと思います。ペットとの同行避難に関して前向きに準備されている印象。


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