2016年の12月1日にGoogle Chrome 55がリリースされました。
当初予定されていたHTML5のデフォルト化は2017年1月リリース予定のGoogle Chrome 56に延期になったそうですが、ともかくGoogle ChromeからFlashの排除が完了するのもあと僅かというところでしょう。

手軽に動画や音楽といったリッチコンテンツを配信できるFlashは2010年ごろまでは非常に高い人気がありました。
Adobeの調査によれば2010年、インターネットにつながっているPCの99%にはFlash Playerがインストールされていたそうです。

反面フラッシュコンテンツは非常に重く、Flash Playerプラグインのクラッシュによるブラウザのフリーズを経験した方少なくないと思います。
さらに、Flash Playerには過去に幾つもの脆弱性が見つかっており、一時期は毎月のようにセキュリティパッチが当たっていました。

そうした状況の積み重ねの中、2015年7月にはFacebookのチーフセキュリティオフィサーのAlex Stamosさんが「アドビはフラッシュ終了の日を設定しろ」と言っている事が話題になりました。 実際に発言した内容は

“It is time for Adobe to announce the end-of-life date for Flash and to ask the browsers to set killbits on the same day”
“Even if 18 months from now, one set date is the only way to disentangle the dependencies and upgrade the whole ecosystem at once.”

との事。

モバイルファーストが強く意識される中で、Flash Playerの、重い(つまりCPUパワーを消費する≒バッテリーの保ちが悪くなる)上、脆弱性が見つかり続けているという見過ごせないセキュリティリスクによって、モバイルのユーザー体験から排除されるのは当然の流れ、と言えるのかもしれません。

その他、国内外の主なサイトのFlash対応状況を簡単にまとめてみました

  • 2015年1月 YouTubeがHTML5をデフォルトに設定すると発表
  • 2015年9月 AmazonがFlashベースの広告の配信を停止
  • 2016年7月 Microsoft EdgeでFlashコンテンツのブロックを開始
  • 2016年8月 この月にリリースされたFirefox 48から段階的にFlashを排除
  • 2016年9月 safari 10でFlashを無効化
  • 2016年9月 Google Chrome 53でFlashの排除を開始
  • 2016年10月 ニコニコ動画でHTML5プレイヤーの試験運用が開始
    • 2015年から大手WEBサイトはFlash排除の動きを進めて来ました。
      それにならうように、2016年は主要WEBブラウザが次々にFlashの排除を進めました。
      国内では最近になってニコニコ動画がベータ版という形でHTML5プレイヤーを提供し始めたようです。

      一時代を築いたFlashコンテンツもどうやら終わりの時のようです。

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